ガラパゴス諸島旅行記⓪ ~旅支度~

 2022年7月、エクアドルにあるガラパゴス諸島に夫と二人旅してきました。

 アシカ、ゾウガメ、ウミガメ、イグアナ、多種多様な鳥たち――。美しい海に浮かぶ島々は、かわいらしくも力強い野生生物たちで溢れていました。

 楽園から帰ってきてまだ数か月しか経っていませんが、既に、「生きているうちにもう一度ガラパゴス諸島に行きたい!」と夢見るほどに素晴らしい旅行になりました。

 

 旅の感動を記憶に留めておくために、こちらのブログを書きたいと思います。

 まずは、旅支度編です!

 

 

 

1.ガラパゴス諸島への行き方

 私の場合、仕事で長期駐在中の米国バージニア州(ワシントンDC近郊)を出発するところから始まりました。

 ガラパゴス諸島の空港は、①バルトラ島と②サン・クリストバル空港の2つが玄関口となっていますが、バージニア州からガラパゴス諸島までの直行便はありません。

 そこで、バージニア州→フロリダ→キト(エクアドル首都)→バルトラ島というルートをとることにしました。

 2ストップ、合計20時間程の空の旅となりました。

 米国に住んでいる間に一度は南米に行きたい!日本から行くよりも断然近い!と思い立って計画したガラパゴス諸島旅行でしたが、米国からですら意外に時間がかかります。

 

2.シーズン

 ガラパゴス諸島のシーズンは、12~5月の雨季と6~11月の乾季に大別されます。

 雨季はスコール的な雨が一時的に降りますが、温暖で晴れの日が多く、海水がクリアで波が穏やかだそうです。

 乾季は雨はほとんど降らないものの、気温が下がり、曇りの日が多くなります。寒い分、海はプランクトン等が増え海生生物の動きも活発になるというメリットがあります。

 また、ガラパゴス諸島エルニーニョ現象ラニーニャ現象の影響を直に受ける地域のため、時期によって気候は変わります。おおざっぱに言うと、エルニーニョの時は雨季の特徴(温暖)、ラニーニャの時は乾季の特徴(寒冷)が増幅されるようです。

 エルニーニョの時は降雨量が多いため、木々や草が茂り、ゾウガメやリクイグアナ等の陸生生物が棲みよい環境に。逆に、海水温の上昇によって海中の養分が減るため、魚類が減り、魚を餌とするアシカやペンギン等の海生生物にとっては厳しい環境になります。ラニーニャの時はエルニーニョと真逆の状況になります。

 

 私たちは当初、中間の季節である4~5月(GW中)で旅行計画を立てていたのですが、夫の仕事が急遽入ってしまい、一度旅行をキャンセルしたという経緯があります。しかし7月についに、念願のガラパゴス旅行を叶えることができました。

 乾季でかつラニーニャのタイミングだったので、天気が悪いのでは、寒いのではと心配していたのですが、意外に過ごしやすく(むしろ日中は暑いくらい)、海生生物もたくさん見ることができ、ガラパゴスはオールシーズン楽しめる所だと感じました。

 

3.旅行代理店

 失礼な言い方かもですが、ガラパゴス諸島というと僻地な印象もあり、個人で旅程を一から計画するのは骨が折れるかなと感じ、今回は旅行代理店さんにお願いして旅程を詰めていくことにしました。

 

 旅行代理店に相談するにあたり、まず大事なのが「何をしたいか」を明確にすること。(当たり前なのですが)

 ガラパゴス諸島の観光の目玉はもちろん野生生物たちの観察なのですが、野生生物の観察をするには、ごく一部地域を除きどのエリアでも現地のナチュラル・ガイドの同伴が必要です。

 そのため、①行動拠点となる島に滞在しつつ、デイツアーを複数組み込む、②各島々を巡るクルーズトリップに申し込む、の二つの観光方法が基本となります。

 私たちはその中間をとり、3日間サンタクルス島に滞在してまったり過ごし、その後4~5日間のクルーズ、というプランにすることに。理由としては、全日程クルーズだと疲れてしまうかなと思ったから、また、サンタクルス島の有名な魚市場(アシカやペリカンがたくさんやってくる市場)に行きたかったからです。

 

 英語で相談できる、かつ、上記のようなフレキシブルなプランを検討してもらえる、ということで、Galapagos Travel Centerという代理店さんにお願いすることに。

www.galapagosislands.com

 

 若干仕事が遅い感はありつつも笑、信頼できる代理店さんでした。キト空港周辺のホテル、キト⇔バルトラ島の往復航空券、サンタクルス島のホテル、そしてクルーズの手配をお願いしました。

 

 費用については詳しくは書きませんが、全部ひっくるめて一人当たり50万円以上100万円以下、という感じです。私たちはクルーズ船を最も良いクラスのもの(luxury catamaran)にしたため、金額があがりました。今しか行けないから、という気持ちから、ついつい財布の紐が緩くなってしまいましたが、全く後悔はしていません。ガラパゴスにはそれだけの価値(それ以上の価値)があると自信を持って言えます!

 

 クルーズ船のランクを下げたり、デイツアーのみにしたりと工夫した場合は、数十万円単位で節約することができると思います。

 せっかくの旅行なので思い切り散財してもよし、うまく節約しながらでもよし、だと思っています!

 

4.野生生物について

 「何をしたいかを明確に」と先に述べましたが、ガラパゴス諸島ではどんな動物と出会えるのか、旅の前に想像を膨らませるのはとても楽しかったです。しかし、写真や動画を事前に見すぎてしまっては当日の感動が薄れるかと思い、できるだけ文字だけの情報のみにとどめていました笑。暇さえあれば画像検索したくなりそうだったので、これが結構苦行でした。

 どの時期に・どの島に・どの動物がいるのか把握するために、主に下記のサイトを参照しました。

 

cruisetogalapagos.com

www.gogalapagos.com

happygringo.com

※happy gringo "行きたい島の名前" などで検索すると、どんな動物がその島にいるのか出てきます。

 

 

 以上、ガラパゴス諸島旅行記の旅支度編でした。

 次の記事から、旅の思い出をとうとうと綴っていきます。