ガラパゴス諸島旅行記① ~米国を出発!~

 ガラパゴス諸島旅行記です。

 

 まずは当時の居住地、米国バージニア州を出発して空の旅!

 バージニア州フロリダ州で一度ストップ。フロリダ→エクアドルの首都キトの航空便がちょうど良いタイミングのものが無かったため、フロリダの空港で6時間程暇つぶしをすることになりました。

 出国手続があるだろうと思って乗継時間に余裕を持たせたのですが、米国には出国手続は無いようでした。(行先によってはあるのかも…?日本に帰る時も、今回のエクアドル旅でも、米国の出国手続はありませんでした。なお、入国手続には時間がかかります!)

 そのため、時間を持て余してしまい、旅の始めからぐったり気味になりました笑

 

 待っている間に空港内のレストランでお昼ごはん。味付けがシンプルなハンバーガーで可もなく不可もなく。米国ではハンバーガーを食べまくっていたので、ハンバーガーやポテトの味に異様にうるさくなってしまいました。

 

 6時間後、キト行の便に搭乗しました。当時はコロナの規制で、エクアドル入国のためのフォームを事前にオンラインで記入し、印刷して持って行ったのでスムーズでした。QRコード入りのワクチン接種証明も必要でした。

 

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 さてフライトが終わり、やっとキトに入国!生まれて初めて南米の地に降り立ちました。

 既にキトは夜になっていました。バージニアを早朝に出発していたので、この時点でもうかなり疲労気味でした笑

 キトからガラパゴス諸島への夜便は無いため、この日はキト空港近辺のホテルで一泊。翌朝にガラパゴス諸島へ向かう予定です。

 空港からホテルまではシャトルが出ているそうなので、空港前のバスターミナルでしばらく待っていたのですが、一向に来ない!全く来る予感がしない…。(後で調べて知ったのですが、夜はシャトルが出ていないようでした。)

 白タクのドライバーらしき人たちがいっぱいいて、声もかけられましたが、慣れない土地で白タクに乗るのは危険。まぁ、空港からたくさん出ている公式タクシー会社なら安全だろうということで、黄色い車体の公式タクシーに乗ることにしました。

 

 ドライバーさんに「Holiday Inn Quito Airportまでお願いします!」と英語でハッキリ伝えます。

 ドライバーさんからはスペイン語で返事が返ってきます。スペイン語は挨拶くらいしか知らないため、具体的には何を言われているのか全然わかりませんでしたが、どうやらHoliday Innは空港最寄りとキト市街地の二か所にあるようで、どっちだ?と聞かれている様子。Airportです!Airport!と強調して伝えました。

 

 タクシーに乗って10分程経つと、お目当てのHoliday Innが隣の道路沿いに見えてきました。「これ!ここです!」と大げさに伝えると、ドライバーさんも「OK!」という感じで合図してくれました。言葉が通じないながらも、ああわかってもらえていた、と一安心。次の曲がり角で隣の道路に行ってくれるだろうと思っていたのですが、ここで事件が発生します。

 

 次の曲がり角に差し掛かっても、全く曲がる気配すらなく、タクシーは真っ直ぐ進んでいきます。

 どんどんホテルから遠ざかってるじゃん!と焦り始めます。心配性なものですから、このまま山奥に連れていかれて強盗殺人に遭うのではないかと最悪の場合を考え始めます。こういう時、頭の中が焦りと冷静の入り混じった感じになるんですよね…思い出しても寒気がします。

 さすがにこのままではまずいため、ドライバーさんに「違う!もう通り過ぎた!戻って!」と必死に伝えます。

 しかし英語が全く通じないため、ドライバーさんも困惑したような苛立ったような様子。スペイン語でいろいろ聞かれるのですが、こちらも全くわかりません。これほどまでに、スペイン語をやっておけばよかった…と後悔した瞬間はありませんでした。

 

 そして、やり取りを何往復か交わし、ひと悶着を経てなんとか「戻って!」のジェスチャーが通じ、ホテルに向かってくれました。ドライバーさんに上手く話が伝わってなかっただけで、悪意があってされたことではないとわかりました。口頭ではなく、マップ上で場所を先に見せておけばよかったと深く反省しました。

 

 タクシーにはメーターも無かったのですが笑、言い値で20ドルを支払い、最後にはにこやかにドライバーさんとお別れしました。この時は、犯罪に巻き込まれず、何とかホテルに辿り着けて、救われる思いでした。

 ホテルのフロントで英語が通じ、すんなりとお部屋に案内してもらった時には、本当に心から安心して、夜もぐっすり眠ることができました。

 

苦労して辿り着いたホリデーイン。広くてきれいで、サービスも素晴らしかったです。米国のホリデーインよりもかなり充実しています。