ガラパゴス諸島旅行記⑧ ~クルーズ3日目:サンティアゴ島~

ガラパゴス諸島旅行記です。

 

ハードな2日目を終え、3日目は新たな島、サンティアゴ島へ!

この日も、早朝のゆったりしたお散歩から始まります。朝の散歩って、なんだか贅沢だな~。

Espumilla Beachを散歩しました。

まず出会った生きものは、カニ

Ghost crab(スナガニ)というカニで、隠れるのが上手い!人間の足音がすると、すぐに砂に掘った穴の中に隠れてしまいます。

砂浜に穴が無数に空いていて、たくさんのスナガニが見え隠れしていました。

ガラパゴスの逃げない生きものたちに慣れてきたところですが、こうやって人から逃げる方が自然だよなぁと思い出します。

別種のカニ

フィンチ

鮮やかな黄色のフィンチが、マングローブの枝にとまっています。良い写真!

 

ブラウンペリカンは浅瀬で狩りをしています。翼が立派。

 

写真では分かりづらいですが、浅瀬にはエイが!5匹くらい見ることができました。

陸上にも水中にも、いろんな生きものがいます。

 

砂浜にいくつも見られるロープのような跡。ナチュラル・ガイドのダニエル氏によると、これは卵から孵ったウミガメの足跡だそうです!!

小さな足ヒレで、大海原へ向かい這っていった様子が想像できます。

そして、予想外の出会いも。

 

ウミガメ!!!!!!!

砂浜にウミガメが上がっていたのです。プエルト・アヨラの海で人生初のウミガメ(水面下の影)を観察して数日後。こんなにハッキリと、ウミガメの全体像を見ることができました。

わずかな間でしたが、陸に上がったウミガメを見て、大興奮でした。基本的には海で過ごすそうですが、産卵以外に、どんな時に陸に上がりたくなるのかなぁ。聞いてみたいものです。

 

こうして、生きものでいっぱいの早朝散歩を終え、またシュノーケルへ!

クルーズ船の旅が始まるまでは知らなかったのですが、毎日シュノーケルが1~1.5時間もあります。もはや体力勝負です。

この日はヘノベサ島のシュモクザメゾーンとは違い、海が比較的穏やかでした。シュモクザメゾーンを一度経験すれば、たいていの海が穏やかに感じるかもしれませんが笑

そして、海の中でもウミガメとすれ違うことができました!!!自分が第一発見者になることができ、妙に誇らしい気持ちに。一緒に泳ぎたかったですが、あまりのスピードに全くついてくことはできませんでした。

 

その他、小さなイカが2匹並んで水の中に浮いていたのが印象的でした。生きているイカは、透き通っていて、ひらひら動いて、エイリアンのような見た目でした。

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午後は、再びサンティアゴ島の散策。サンティアゴ島は広いので、上陸する場所によって風景も異なります。

午後に訪れたPuerto Egasは、「絶景」「楽園」という言葉以外に言い表しようのない、地球上とは思えないような美しいところでした。

 

おそろしいほど透明度の高い水。深いのに、底の岩礁までよく見えます。

天然のプールの中には、何匹ものガラパゴスオットセイガラパゴスアシカたちが優雅にくるくる泳いでいます。(オットセイとアシカの区別は難しい)

なんて楽しそうなんだろう。彼らにも悩みや苦労はあるはずですが、ここでは一切そんなものは感じられない、ゆったりとした時間が流れているようでした。

思わず飛び込んで一緒に水面に浮きたくなりました。(決して邪魔をしてはいけないので、私たちはプールの岩礁から静かに眺めているのみです。)

ガラパゴス諸島は美しい場所がたくさんありますが、私としては、こちらのサンティアゴ島Puerto Egasが一番のお気に入りになりました。

ダーウィンもこの場所を特に気に入ったらしく、何日もここで過ごしたそうです。私も、この場所にいつまででも留まりたい気持ちになりました。

ウミイグアナと海

波をものともしないウミイグアナ

ベニイワガニを狙う鳥たち

ガラパゴスノスリ(?)のつがい

生後2週間ほどのアシカの赤ちゃん

 

サンティアゴ島、最高!!!!!

 

(つづく)