ガラパゴス諸島旅行記④ ~サンタクルス島2日目~

 

ガラパゴス諸島旅行記です。

 

サンタクルス島2日目。ホテルの朝食から一日が始まります。

おしゃれな朝食会場。ルーフトップにあります。

コロッケのようなじゃがいもの揚げ物が美味しかったです。
瓶詰はエクアドル名物のデザート、お米のプディング。シナモンや砂糖で甘く味付けされていて、日本人の私にはちょっと難しい味。

ブッフェスタイルで、エクアドル名物料理も含め、チーズやベーコン、フルーツなど様々なバリエーション。

卵はスクランブルエッグ、オムレツ、ゆで卵などリクエストに応じ調理してもらえました。

米国のホテルでは素っ気なかった朝食ブッフェでしたが、エクアドルに来てから、美味しくて朝から幸せなひと時。

特に、フレッシュフルーツがあるのはうれしいです。

できたてのオムレツ。ケチャップでホテル名「Ikala」の文字。

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本日は、Tortuga Bayというビーチへ向かいます。スペイン語で「カメのビーチ」という名前のとおり、Torutuga Bayには古くからウミガメが生息しているそうです。

ホテルからビーチまで、約3kmの道のりを歩いてゆきます。

何もない道をゆく。

ガルアらしい天気で曇り気味なのに暑い!さすが赤道直下は違います。日差しも朝から強いです。

ビーチへ向かう途中、小さな関所を通過し、氏名と宿泊先情報を記載しました。訪問者管理を行っているようです。

トカゲを発見

小鳥を発見

道中、名前のわからない生きものを何匹も発見。長めの道のりですが飽きません。

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Tortuga Bay

Tortuga Bayに到着。海の色が青くきれいですが、波が高く、とても泳げそうにはありません。

と言うのも、Tortuga Bayの入り口は遊泳禁止ゾーン。砂浜をさらに数百メートル歩いて、遊泳可能なゾーンまで進みます。

砂浜で出会ったのが――

大量のウミイグアナ!!!!!

プエルトアヨラの街中で見たウミイグアナの何倍も大きい個体がたくさん。尻尾も含めると、大きいものは1メートル近くあります。

ゴジラのような姿で、質感はゴツゴツしていそう。じーっと仲間同士寄せ集まっています。

ウミイグアナは有名なガラパゴス固有種。もともとリクにいたリクイグアナが食べ物(海の中の海藻類)を求めて海に潜るようになり、今の形に進化していきました。

足場をがっちりつかみやすいように、かぎ爪も発達しています。黒い身体は、太陽の熱を集めて体温を上げるためだとか。海に潜ったあと、体温が下がってしまうのを補っているそうです。

進化って、奥深い。

 

ウミイグアナの群れをしばらく観察していると、面白い光景を目にすることができました。

海に向かうウミイグアナ

一匹のウミイグアナが、海に向かってどんどん進んでいくのです!

水の中に!

あっという間に、海の向こうへ行ってしまいました!!!

波が強いのに、ヒレもないのに、すいすいと泳いでいきます。押し返されながらも、長い尾でバランスを取りながら波をいなしていく姿は、力強かったです。

目で追っていましたが、あまりにも遠くに行ってしまい、見えなくなりました。

藻場でご飯を食べているのでしょうか。

しばらくして戻ってきたウミイグアナ

きちんと同じ場所、仲間のもとへ戻ってくるので、大したもんです。

 

まだ幼さの残る、かわいらしいアシカにも遭遇!!!

ブラウンペリカンの狩りの様子も見ることができました。

この近くの遊泳エリアで水遊びもできました。

はりきってシュノーケルギアを持って行ったものの、意外に人が多くて水が砂で濁ってしまっていたため、シュノーケルはできませんでした。しかし、エイのような謎の大きな魚影を近くに発見し、大はしゃぎ!小魚も見ることができました。

遊泳エリアにはマングローブが茂っていたのですが、マングローブの枝に荷物をかけるのはご法度。エリアの管理人さんが厳しく注意喚起しており、自然に影響を与える行動をとる観光客には、容赦なくホイッスルが鳴らされます。

 

水遊びからの帰り道、海を眺めていると、黒い小さな何かが水面から顔を出しているような???

写真だと何一つ写らなかったのですが、観察を続けると、はっきりわかりました。

ウミガメ!!!!!

ウミガメが遠くを泳いで、息継ぎしているのでした。

水面から出た鼻先だけでなく、水面下に隠れている大きな身体も見えました。

ウミガメ!!!!!

ここでも大声を上げてはしゃいでしまいました。人生で初めて、野生のウミガメを見ることができました。

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さて、海から街中に戻り、ランチ。

海外旅行あるあるで、日本食が恋しくなり、お寿司屋さんに行きました。

せっかくなので、冒険してバナナがトッピングされたカリフォルニアロールと、好物のエビの握りを注文。

バナナが甘くてお寿司に合わず、分離していただいたら、美味しかったです。笑

醤油以外にも、甘いマンゴーソース、照り焼きソースもあったので、エクアドル人は甘いお寿司が好きなのかもしれません。

 

ここで一つアクシデントが起きました。食べている最中に突然の片頭痛

疲れたり、お腹が空きすぎたりすると、なるんですよね~

幸いロキソニンを持っていたので何とかなりましたが、旅の疲れが早くも出たのか、ヘロヘロに。しばらくお店の中で休ませてもらいました。

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仮眠するため、お寿司屋さんからホテルへ戻ることに。

帰り道途中の魚市場で、今日もアシカくんたちを発見!市場自体は営業していなかったものの、アシカたちは健在でした。彼らに元気をもらい、体調不良も少し回復しました。

それにしても、とんでもないところで寝ています。笑

平らなコンクリートが、冷たくて気持ち良いのかもしれません。なぜそこに寝るのか、言葉が通じればぜひ感想を聞いてみたいものです。

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この日の夕方は、大人しくホテルで休養することに。

夜にはすっかり元気になり、昨晩に続き屋台で晩ご飯をいただきました。昨晩とは違うお店ですが、メニューは結構似ています。

 

大きなエビの蒸し焼きをココナッツソースでいただきました。

身がほわほわで絶品!セミエビというエビだそうです。付け合わせがご飯なのもうれしい。エクアドルでも、お米をたくさん食べるんですね~。

 

食べて遊んでゆったり休んでの、サンタクルス島2日目でした。

 

(つづく)